「空気」例題9の解説

今日は例題9の答えです。

例題9
電話がかかってきて「今、いい?」と聞かれたときの「空気」は何か。

模範解答
電話をかけてきた相手は、あなたと話したくて電話をかけてきたのではなく、誰でもいいから非難せずに聞いてくれそうな人に「私の話を最後まで聞いて」とお願いしてきている。

こんなハッキリ書いて、思わず笑ってしまう人もいるでしょうか。

それとも、友情(または姉妹愛)と信じていたものを簡単に否定されて怒りを感じるでしょうか。

「そこまで言わなくても」といったあきれてしまうような気持ちでしょうか。

ここで「空気」として申し上げたいのは、決してこのような些細なことまで糾弾するのが目的ではなく、「自分がされたとき、どうしたら最善か」というヒントにしていただきたいからです。

たとえば「旧友が何度も電話をかけてきて、いつも話が長い上に、私の話は全然聞いてくれない」といったケース。
よく聞く話ではありませんか。

さらにもうひとつ「母(または姉や妹)が電話をかけてきて、いつも愚痴ばかり聞かされる」といったケース。

「あああ!」って思っていただけたでしょうか。

これは「今、いい?」と聞かれて、言葉どおりに「今なら、いいよ」と答えてしまうと、概ねこのようになってしまうのです。

そのため、実はこのような場面で、電話をかけてきた相手の話に意見したり、反論したりすると、なんと! その相手を怒らせてしまうのです!

「非難しなそうだからかけてきた」というのは、「私に共感してくれる人と話をしたい」からであり、そういう人からの電話に応じてしまうと「その気持ちを否定しないで聞いてあげるよ」という暗黙の了解になってしまうのです。

ではどのように対処すると理想的でしょうか。

もし相手が常習犯ではなく、滅多にない場面で、その相手との関係を良好にしたい場合は、時間が許す限り、ひとつも非難せずに聞いてあげるといいでしょう。

しかし、もし相手が常習犯で、いつも電話をかけてきては長い時間つき合わされたり、愚痴を聞かされたりするなら、あなたは「非難しなさそうだから選ばれた」ので、以下の2通りのいずれかの方法を取るといいでしょう。

ひとつ目は、相手とこじれたくない場合、忙しいフリをして、5回中1回あるいは10回中1回など自分が我慢できる範囲で応じることにするのです。

ふたつ目は、相手とこじれても損がない場合、怒らずにやさしく「私の話は全然聞いてくれないよね」と言い切って、電話をかけづらい「空気」を作ること。
それでも反省せずに相変わらず同じような電話をかけてくる場合は、一切電話を取らないこと。

あ! もしもあなたが「私の話は全然聞いてくれないよね」と人から言われていたら、自覚がないとしても、自分の振る舞いを振り返ってみてください!

これは危険な状態です。嫌われる原因になっています。気づかないうちに嫌われる行動をしているなら、無自覚でも自分自身を見直して「相手の話も聞く努力」をしてください。

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