「空気」例題5の解説

今日は例題5の答えです。

今日はちょっとショックを受ける人がいるかも……。

例題5
友人が「あなただけに話すね」と言われてから打ち明け話をされたときの「空気」は何か。

模範解答
「あなたを味方と見なすから、裏切らないでね」と念を押している。

「ん? ショックというほどじゃないわ」なんて思っていませんか。

なぜ念を押しているかが「空気」と関係してきますので、もう少し詳しく説明いたしますね。

この友人はあなたに対して「あなただけに」話しているかのように説明していますが、これは「空気」で考えますと、「本当にあなただけ」に話していると言っているのではありません。

「あなた以外にも話している」となると「口外していい」あるいは「好ましくない人の耳にも入る」可能性が高まりますので「あなただけ」と表現することで「私はあなたを特別扱いしている」ことを意思表示し、「口外すること」や「好ましくない人の耳に入る事態」を避けるために釘を刺しているのです。

実際には「あなただけ」に話しているのではなく、あなた以外にもこの友人にとって「信頼できる」あるいは「味方にしたい」人がいれば同じ表現を使って話しています。

だから「あなただけに」話しているからといって「あなたが信頼できる人間と見なされた」というよりは、「味方にすることにメリットがある」として話しているか、あるいは「味方として信頼できる」なら誰でもいいからストレス発散のために話を聞いてもらいたいというのが本音です。

その証拠に「あなただけに話すね」と切り出されて聞いたのに、意外と自分以外の人も知っていたなんて話は珍しくありません。

むしろ事の深刻さ、重大さは「あなたがどう評価されたか」ではありません。

「これを口外すると、あとで承知しないわよ」というメッセージが込められていることのほうが重要な意思表示となっているのです。

さらにいえば「あなたは私の味方に選ばれ、それをあなたは受け入れて、口外できない話を聞いたのだから、あなたは私を裏切らない約束をしたのよ」と暗に含めているのです。

もしあなたが「トラブルに巻きこまれたくない」あるいは「この人の味方にはなりたくない」と思うなら、ハッキリと「私はトラブルはご免だ」「私はなんの力にもなれない」「誰の味方にもならないから」と意思表示をしておくことが身を守る最善の方法です。

話を聞いても口外せず、誰の味方にもならなければ、恨まれることもありません。

「そんなつもりじゃなかったのに」はとおりません。「空気」がわからないために気づかないうちに「仲間」「味方」にされて、気づいていないために「裏切ったとされる行為」を悪気なくした場合、あなたはイジメの対象となってしまいます。

常に身を守るのは「ハッキリとした意思表示」です。

この重大さをあなたは理解できますか。

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