昔、受講者から言われたガッカリな言葉
わたしは10年以上、全国で講座を開いて、さまざまな真実を解説してきたのですが、当時、流行っていた「引き寄せの法則」についても解説していたんですね。
素人さんはどうも「願ったことがかなうかどうかの問題」と考えてしまうようで、わたしは「違いますよ」と繰り返し伝えていました。
現実的な現象としては「自分が望んでいることかどうかにかかわらず、心の底でそうなるだろうなと本気で思っていることはそのようになる」と繰り返し、繰り返し、講座で訴えてきました。
でも、受講者はお金を払って受けに来ているので、自分が知りたいことだけ耳に入ってくるようで、わたしが訴えていることの深刻さはまったく理解してくれませんでした。
しばらくして、ひとりの女性がメールでわたしに質問してきました。
「『100%自分原因説』という本が出版されていて、その本を買って読んで驚き、その著者の講座を受けています。この内容についてどう思いますか?」
だ~か~ら~、「わたしが伝えていることと同じで、わたしが講座で先に話していて、考え方は同じですよ」といったお話をしました。
すると、その受講者は恥じるようすもなく、答えました。
「そうなんですね。もう少し、その著者の講座を受けてみようと思います」
はあ? わたしはその先生よりはたくさんのことを教えているつもりだけど、わたしが教えていることの一部しか話していないその先生の講座のほうを優先すると?
「ポジティブな感情が現実化する」という表現で「引き寄せの法則」はもてはやされましたが、「ネガティブな感情も現実化する」とわたしは繰り返し伝えていました。これを理解できないと、「なぜ、望んだことがかなわないのか」と混乱します。ネガティブな感情が日常的にある人はかなうわけがないからです。
結局、自分の感情をコントロールできない人は、願いがかなわないんですよ。
この現実からは、都合よく逃げることはできません。
まちがっても、講師のわたしのせいではありませんからね(笑)
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