パラレルワールドは可能性の分布
『ドラえもん』の劇場版などでもパラレルワールドは取り上げられていますが、さまざまなパラレルワールドが無限に存在するのではなく、可能性の範囲内で存在します。
というのは、たとえばある一般男性が有名な女優のファンだったとして、その女優と交際したり結婚したりしているパラレルワールドは存在しないのです。存在するには、その女優と出会える境遇であったりとか、連絡先を交換できる立場であったりといった、何か特別な環境でなければいけないわけです。
そのほかにも、たとえば漫画家であるパラレルワールド、オリンピック選手であるパラレルワールドといった、自分の能力を逸脱したパラレルワールドも存在しません。
そういう意味では、決して荒唐無稽なものではなく、あり得る範囲での、非常に論理的なものです。
じゃあ、わざわざ何のためにパラレルワールドを意識する必要があるのかといいますと、受験やプロポーズ等、選択肢によって全然違う未来になってしまう場合に、パラレルワールドの中にはその両方の未来が存在していますよ、という話なのです。
ということはですね、選択肢が増える行動をすると、どんどん新しいパラレルワールドが作られるのです。想像力が乏しい人には選択肢が受動的なものとなり、自ら新たな選択肢を作り出すのは難しいといえますが、積極的にあの手この手と工夫する人の場合、次々とパラレルワールドが作られ、新たな可能性が増えていくのです。
夢を実現する人というのは、そういう違いがあるということですね。
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